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Technical Term Of Explanation

バンド・スコアの楽曲解説に出てくる専門用語の中でも、使用頻度の高いものを選んで辞書形式でまとめてみた。ただし、楽典や演奏テクニックについての用語などは割愛している。

1. Arrangement / 編曲・楽曲の構成などに関する諸用語
2. Rythm / リズムに関する諸用語
3. Recording / レコーディングに関する諸用語
4. Others / その他・表現方法などに関する諸用語

1. Arrangement - 編曲・楽曲の構成などに関する諸用語

アドリブ[ad-lib]
コード進行や楽曲構成・モードなどを考えながら、自由に即興演奏すること。したがって、ただメチャクチャ演奏することがアドリブではない。

オブリガート[obbligato]
メロディを引き立たせるためにメロディと同時に演奏されるメロディアスなパート。アレンジ上でも、非常に有効な手法である。

クリシェ[cliche]
作・編曲上のテクニックの一つで、同一コードが連続する場合、半音または全音でスムースなラインを設定する手法。ヒット曲の多くはこのテクニックを盛り込んでいるが、使いすぎるとイモになってしまうので、ポイントを抑えて効果的に取り入れることが必要だ。(譜1)

譜1 クリシェ ※譜面をクリックするとフレーズが聞けます。
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2. Rythm - リズムに関する諸用語

アタマ
音の立ち上がりの瞬間のこと。この意味では、“アタック”と同義語である。“アタマをそろえて”という場合“出だしをそろえて”という意味である。

アフター・ビート[after beat]
通常は小節内で強拍部を強調するが、それとは逆に、小節内の弱拍もしくは弱部を強調するリズム感覚のこと。

ウラ
小節内や拍内においての弱拍部または偶数部の音を差す。たとえば、4/4拍子の場合の2・4拍目、1拍内を2分割した場合の2つ目の音を差す。(譜2)

オモテ
小節内や拍内においての強拍部または奇数部の音を差す。たとえば、4/4拍子の場合の1・3拍目、1拍内を2分割した場合の1つ目の音を差す。(譜2)

譜2 拍のオモテとウラ



クう
あるオモテの音とその直前のウラの音をつないで演奏すること。これにより、アクセントの位置が移動し、一種のシンコペーションを形成する。(譜3)

譜3 リズムをクう ※譜面をクリックするとフレーズが聞けます。


グルーヴ[groove]
ジヤズ・ロック・ファンクなどのポピュラー・ミュージックにおける、いわゆる“ノリ”のこと。

3連系
3連符のリズムを基調としたノリのこと。

ジャスト[just]
モタッたりツッコんだりせずに、テンポにぴったり合わせて演奏すること。

シャッフル[shuffle rythm]
アメリカ南部の黒人たちの間で起こった独特のダンス・リズムで、小節内の2・4拍目にアクセントを置き、かつ8分音符をバウンスさせたリズムである。

シンコペーション[syncopation]
小節内の弱拍部または弱部を強調し強弱を逆転するによって、一種の意外性を得るリズムのとり方のこと。

タテのライン
他の楽器との相対的なリズムのとりかた。“タテのラインをそろえる”というように使われるが、これは“他の楽器とリズムをきちんと合わせる”ということである。

タメる
落ち着いて、決してハシらず、どちらかというと後ろに引きずるくらいの気持ちで演奏すること。

ツッコむ
“タメる”とは逆に、どちらかというと、前ノメリになるくらいの気持ちで演奏すること。

ノリ
曲の雰囲気やリズム感覚のこと。“ノリがいい”とは、その曲に合ってうまく溶け込んでいるということ。

バイテン
“倍のテンポで”という意味。

バウンス[bounce]
音符を弾ませて演奏すること。おおむね8分音符や16分音符などを3連系またはこれに近い形で演奏することをさすが、必ずしも3連符で演奏するとは限らず、このことによってさまざまなリズム形態が生まれるわけである。“バウンスする”は“ハネる”とも言う。(譜4)

譜4 バウンス



ハシる
その曲のテンポをキープできずに、どんどん速くなってしまうことをこういう。意図的に速くするときはアッチェレランドということになり効果的であるが、単にリズム感が悪い場合この状態に陥るので気をつけよう。

ハチロク
6/8拍子のこと。

ビート[beat]
拍のことだが、1小節内を占める基本的な音符の数や種類によって、8ビート・16ビート・2ビートなどというように使われる。

4リズム[four rythm]
ポピュラー音楽において、最もオーソドックスな楽器編成(ドラムス+ベース+ギター+キーボード)を差す。

ポリリズム[polyrythm]
2つ以上の異なるリズムが同時に使われること。実際はあるパートのアクセントの位置をずらして、相対的に複合したリズムにする場合が多い。

モタる
リズム的に何となくひきずるような感じになっている状態のことを言う。どちらかというと悪い意味で使うことが多いが、意識的にモタりぎみに演奏することもある。

ユラぐ
一定のテンポを保たず、微妙に速くなったり遅くなったりすること。リズム・キープできずにユラいでしまうのは論外だが、演奏中の気持ちの動きによってユラギが出てくると、非常にいいグルーヴが生まれることにもなる。

リズム隊
バンドなどで、リズムを支える基本になる楽器や演奏者のこと。おおむねドラムスとベースを差す。


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3. Recording - レコーディングに関する諸用語

エディット[edit]
編集のことだが、ロック・ポップスにおいては、シンセサイザーやエフェクター・サンプラー・シーケンサーなどのプログラムや各種パラメーターを修正して、思い描いている音色やデータにする作業のことを差す。

オーヴァー・ダビング[over dubbing]
MTRなどで多重録音をする際に、すでに録音された音を再生しながら別のトラックに新たな別の演奏を録音するテクニック。現代のレコーディングには必要不可欠のテクニックである。

TD
トラック・ダウン(track down)の略。マルチ・トラックのテープなどに収録された信号をミキシングして、2トラックのマスター・テープを作ること。レコーディングの最終段階で、この作業によって音楽の雰囲気がかなり変化する。“ミックス・ダウン”“落とし”などとも言われる。

フェード・アウト[fade out]
音量をだんだんしぼっていって音を消すこと。楽曲のラストで使われることが多い。

フェード・イン[fade in]
フェード・アウトの逆で、音量をだんだん上げていって、ある一定の音量まで達すること。楽曲の最初の部分に使うこともあるが、フェード・アウトほどは頻繁に用いられない。


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4. Others - その他・表現方法などに関する諸用語

アタッチメント[attachment]
付属品の意味だが、ロック・ポップスにおいては音にさまざまな効果を付加するエフェクターのことを差す。

うたう
楽器の演奏をする上で“うたう”というのは、より感情を込めて、文字どおり“歌う”ように演奏することを差す。

SE
サウンド・エフェクト(sound effect)の略。効果音のこと。

サンプリング[sampling]
直訳すれば“標本化”という意味。音楽の世界では、現実にある音を何らかの方法で収録し、それを音源として利用する方法のことである。基本的にはテープに録音する方法もサンプリングと言えるが、おおむねサンプリング・マシン(サンプラー)を使って標本化することを差す場合が多い。

シーケンス・パターン[sequence pattern]
シーケンサーに打ち込んだ演奏パターン。または、ごく機械的なフレーズを差して言う場合もある。

ダイナミクス[dynamics]
音の強弱の変化のこと。“ダイナミクスに気をつける”というのは、“強弱をよく考えてメリハリをつける”ということ。

なく
感情をたっぷり込めて演奏すること。

ピッチ[pitch]
音の高さのことだが、音程とはニュアンス的に異なり、こちらの方は感覚的・相対的な要素をたぶんに含む。

ブルージー[bluesy]
“ブルーズっぽい”といったくらいの意味。広義に、“哀愁をおびた”という意味でも用いられる。


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