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商品の詳細
シベリウスの交響詩とその時代(音楽書)の画像

商品名:
シベリウスの交響詩とその時代(音楽書)
(130550/神話と音楽をめぐる作曲家の冒険)
出版社:
音楽之友社
ジャンル名:
評論・伝記
定価:
3,888円(税込)
サイズ:
A5
ページ数:
296
著者名:
神部智
ISBNコード:
9784276130555
初版日:
2015年12月31日
一口メモ:
6つの交響詩を軸に、シベリウスの音楽観やフィンランドの民族性を綴った渾身の書き下ろし。各章前半は伝記的事実に基づきつつ各創作期の状況を、後半は各作品の魅力を描く。最新の研究成果をふまえた本格的シベリウス論。
収載内容
 
はじめに
 
●第1部 独自の音楽語法を求めて
 
第1章 悲劇的神話を音楽で表現する―《クレルヴォ》
 
1.フィンランド音楽文化の形成
 
ウィーン留学と創作の背景/交響曲への挑戦/初演の状況と作品の受容
 
2.クレルヴォ神話と悲劇の音楽表現
 
クレルヴォ神話について/「近親相姦」の要素をめぐって/作風と音調/
 
「フィンランド的なもの」を求めて/ラリン・パラスケとの出会い
 
第2章 生と死をイメージする―《レンミンカイネン》
 
1.民謡へのまなざしから近代芸術のあり方を探る
 
シベリウスのカレリア巡礼/生活の糧を求めて/「民俗音楽が芸術音楽に与える影響について」
 
2.《レンミンカイネン》をめぐる諸問題
 
ワーグナー受容/オペラの挫折から交響詩へ/《レンミンカイネン》の標題/作品の成立をめぐって/表現世界の模索
 
第3章 人気作の誕生を紐解く―《フィンランディア》
 
1.ポピュラーな「名作」の誕生をめぐって
 
《フィンランディア》誕生の社会的背景/シベリウスの創作活動への影響/
 
舞台劇『歴史的情景』と〈フィンランドは目覚める〉/交響詩《フィンランディア》の成立に向けて/パリ万博への遠征公演
 
2.ナショナリズムと音楽
 
ナショナリズムの動向とその超克/《フィンランディア》に対するシベリウスの複雑な思い/楽曲内部の秘密に迫る
 
●第2部 新たな表現世界の広がり
 
第4章 英雄と幻想的な旅をする―《ポヒョラの娘》
 
1.シベリウスをめぐる環境の変化
 
ますます緊迫する社会状況/シャウマンのためのレクイエム?/「アイノラ」への転居/リヒャルト・シュトラウス/グスタフ・マーラー
 
2.新たな作風を求めて
 
題材の広がりと作風の変化/交響的幻想曲《ポヒョラの娘》の「謎」/
 
インスピレーションの横溢と新しい作品群の構想/標題と表現形式の問題/ユニークな音調と構成
 
第5章 宇宙創成の響きを求める―《ルオンノタル》
 
1.根源的なものへのまなざし
 
喉頭腫瘍の発症/生活の変化と創作活動への影響/シベリウスの「暗黒期」/創作上の岐路
 
2.宇宙創成の音楽
 
「女性的なもの」とアイノ・アクテ/ポーの『大鴉』から『カレワラ』の世界へ/
 
テクストから透けてみえるシベリウスの世界観/宇宙創成の響き
 
第6章 時代を超越する―《タピオラ》
 
1.創作晩年期に向かうシベリウス
 
フィンランド独立に向けて/独立の余波と内戦/カンタータ《われらの国》の表現世界/シベリウスの苦悩と困難な創作状況
 
2.《タピオラ》とシベリウス晩年の美学
 
創作晩年期の様相/《タピオラ》の成立/シベリウスの究極的な視点/
 
シベリウス受容の新たな広がり/《タピオラ》の独創的なデザイン
 
あとがき
 
参考文献表
 
人名索引