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商品の詳細
名曲に何を聴くか(音楽書)の画像

商品名:
名曲に何を聴くか(音楽書)
(101430/新音楽鑑賞法/音楽理解のための分析的アプローチ)
出版社:
音楽之友社
ジャンル名:
評論・伝記
定価:
3,024円(税込)
サイズ:
A5
ページ数:
196
著者名:
田村和紀夫
ISBNコード:
9784276101432
初版日:
2004年2月5日
再発行日:
2015/4/30 第8刷発行
一口メモ:
本書は《別れの曲》や《第九》などの魅力を、譜例を通して具体的に分析、音楽を理解し、味わい、愉しむ生きた知識を伝授する。具体的美学的考察の書で、大学のテキストにも最適。
収載内容
 
まえがき
 
第1章 音楽とテンポ
 
イタリア語の速度記号/メトロノームの出現
 
1.テンポは性格――<別れの曲>はどんな「別れ」の曲?
 
<別れの曲>のテンポ?/レントが位置する世界/レント的世界の性格/レントの作曲家/曲が要求する「レント」/楽譜に還れ
 
【テーマ曲】ショパン:練習曲ホ長調<別れの曲>作品10−3
 
2.テンポの分裂――<グレート>は「偉大」か
 
適正なテンポ/全体を見とおしたテンポ/「音楽」が出発点/基本テンポ/<グレート>の問題点/再び「テンポは性格」/
 
「楽譜に忠実」とは/作曲者の意図はどこに/<グレート>の余波/シューベルトの「素顔」?
 
3.テンポと表現――シューマンのピアノ協奏曲を救い出せ
 
スコアにはないテンポ/シューマンの構想/速度指示の有効範囲/テンポは構成にかかわる/ロマン派音楽を救い出せ
 
【テーマ曲】シューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54
 
第2章 拍子とリズム
 
循環するエネルギーの秩序/水面下の流れとしての拍子
 
1.拍節と音楽――ワルキューレの騎行の足どり
 
セリオーソ/たゆとう“夢(トロイメライ)”/錯綜する拍子/拍節と構成/むずかしい<野ばら>/ワルキューレの騎行
 
【テーマ曲】ワーグナー:<ワルキューレの騎行>
 
2.めくるめくリズム――<第7>を「神格化」するシンコペーション
 
シンコペーション/「不一致」と「一致」/構成するリズム/リズムの闘争/音楽の怒涛
 
【テーマ曲】ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
 
第3章 旋律
 
音楽とは旋律(メロディー)である/旋律とはフレーズである/息づく音たち
 
1.フレーズから音楽へ――<G線上のアリア>のつづれ織り
 
音楽の急所/フィル・イン/ポリフォニーの機能/タイの魔術/浸透するポリフォニー/バッハの音楽の総合性
 
【テーマ曲】J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068、第2曲<エール>
 
2.ホモフォニーとポリフォニー――<第9>の荘厳な歓喜
 
旋律がもつ音楽情報/ホモフォニー/ポリフォニー/情報の追加=「深化」/悲しみの足どり/2つのクライマックス/荘厳な歓喜
 
【テーマ曲】ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125
 
3.モティーフの発展としての音楽――<木星>の裏側
 
主題の変形/作曲上の基本的手続き/「付加」の作業/<木星>/リニア的な分析/ホルストの作曲工房
 
【テーマ曲】ホルスト:<木星>(組曲『惑星』作品32、第4曲)
 
第4章 音組織と調性
 
ペンタトニック/教会旋法/調性と調性音楽
 
1.長編と短調の光と影――<モルダウ>の水は何色?
 
<モルダウ>の構成/短調か長調/長調と短調/ロマン派音楽の聴きどころ/純音楽的なアプローチ
 
【テーマ曲】スメタナ:<モルダウ>(連作交響詩『我が祖国』第2曲)
 
2.5度転調と3度転調――<野ばら>のドラマ、<献呈>のロマン
 
ゲーテの『野ばら』/ひとつの♯(シャープ)が新たな世界を立ち上げる/緊張と弛緩/劇的なものの生起/
 
構成原理としての劇/3度転調の魔術/不思議の国へ/ロマン派がたどった道/名曲の聴きどころ
 
【テーマ曲】シューベルト:<野ばら> D.257
 
       シューマン:<献呈>(歌曲集『ミルテの花』作品25、第1曲)
 
3.懐かしい五度音階の調べ――<家路>へいざなう響き
 
国民楽派/ヨナ抜き音階/五音音階と西洋音楽との接点/時間をもたらす和声/<新世界>の時間/「生きられた時間」
 
【テーマ曲】ドヴォルジャーク:交響曲第9番ホ短調<新世界より>作品95
 
4.旋法の話――<亡き王女>は何モード?
 
調性による構成/近代の旋法/長調かイオニアか/旋法による構成/転調から転旋へ/旋法の味わい
 
【テーマ曲】ラヴェル:<亡き王女のためのパヴァ―ヌ>
 
第5章 オーケストラの楽器
 
オーケストラの出現/近代的なオーケストラの誕生/完全な楽器
 
1.オクターヴ・ユニゾンのおののき――ああ<40番>!
 
低域の主役、チェロ/ヴィオラ、そして…/千両役者、ヴァイオリン/オクターヴ・ユニゾン/表現手段としてのオーケストラ/
 
オクターヴ・ユニゾンで何かが起こる/オクターヴ・ユニゾンの氾濫
 
【テーマ曲】モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
 
2.オーケストラの華:木管楽器――断頭台の<幻想>
 
<春の祭典>のファゴット/ファゴットの天才的な用法/<牧神>のフルート/オーケストラの主、オーボエ/
 
ロマン派の管楽器、クラリネット/ベルリオーズが見た<幻想>/断末魔の表現
 
【テーマ曲】ベルリオーズ:<幻想交響曲>作品14a
 
3.妙なるラッパの音:金管楽器――マーラーの天国の響き
 
ホルンの台頭/ロマンの響き/トロンボーンの導入/シューベルトの天才/トランペット/トランペットのブルックナー/
 
マーラーの「自然の音」/泥沼に咲いた蓮の花
 
【テーマ曲】マーラー:交響曲第9番ニ長調
 
終章(フィナーレ) 総合的分析
 
音楽理解とは/個から全体へ/全体から個へ
 
1.「音楽」のインヴェンション――楽譜を音楽化する音楽語の基礎
 
音楽語の基礎/基本テンポとアゴーギク/音楽語の「自然」/
 
原則1:大きな終止に注意/原則2:音は方向性を帯びている/原則3:緊張と弛緩/音は生きている
 
【テーマ曲】J.S.バッハ:<インヴェンション>ハ長調BWV.772
 
2.<運命>の心理学
 
生気みなぎる快速調(アレグロ・コン・ブリオ)/<運命>の名演/何かが起きる/運命の鉄槌/トンネルをぬけたら…/
 
勝利の微笑み/フィナーレへの「接近」/希望の心理学
 
【テーマ曲】ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67
 
引用文献一覧