音の世界のそのことを(音楽書)
212040
音楽之友社


2,750円(税込)
「音楽批評」の最高峰!
「日本のクラシック音楽批評を確立した」と評される吉田秀和氏が、95~98歳(2009~2012年)の最晩年に、『レコード芸術』誌に執筆した連載の初単行本化。逝去前日に編集者に手渡された「遺稿」(生原稿の写真も掲載)はじめ、日々の暮らしの中で音楽を聴き、味わい、考えることの豊かさそのもののような極上のエッセイ集。
- 収載内容
-
- 遺稿 7
- 小菅優─大いなる楽しみ 31
- ただならぬ臨場感─ホーネック 41
- 夏の日のベートーヴェン 49
- 若き新しき才能たちと 58
- ルービンシュタイン、ラフマニノフ、そしてホロヴィッツ 66
- アラウとリヒテル─二人のショパン 76
- ショパン受容─ウィーンのグルダ、そしてアルゲリッチ 85
- ユンディ・リのショパン 95
- 音楽、そのいつも新しきもの 101
- ショパン、ベートーヴェン、それぞれの“新しさ" 110
- 不易流行─諏訪内、ハーン、ムター 119
- 児玉桃、ラ・サール─二人の“新しい"ショパン 127
- 新たな出会い、懐かしき再会 136
- 演奏が映し出すもの─時代と、人と 143
- 中国からの新しい波─ユジャ・ワン、上海SQ 151
- 驚異のユジャ・ワン、そして神尾真由子 161
- トリフォノフ、一条の光 168
- 音楽の中で願う─マーラーの《復活》 172
- グリュミオーとハスキルの《春のソナタ》 180
- 時には古きを新しく訪ね 185
- フランス音楽とはなんだろう? 191
- 矢澤孝樹さんの「シャイーとティーレマン」198
- 「ある絶対的なもの」のために─ハイフェッツとホロヴィッツ 205
- ・「インタビュー」
- 回想の一九一三~一九四五年 誕生から終戦まで 214
- 仕事について 一九四五~二〇一二年 「クラシック」を日本に 239
- ・年譜 262
- 奥奥の院から門前町まで─吉田秀和の思想と行動 片山杜秀 267
1 遺稿 7
2 小菅優─大いなる楽しみ 31
3 ただならぬ臨場感─ホーネック 41
4 夏の日のベートーヴェン 49
5 若き新しき才能たちと 58
6 ルービンシュタイン、ラフマニノフ、そしてホロヴィッツ 66
7 アラウとリヒテル─二人のショパン 76
8 ショパン受容─ウィーンのグルダ、そしてアルゲリッチ 85
9 ユンディ・リのショパン 95
10 音楽、そのいつも新しきもの 101
11 ショパン、ベートーヴェン、それぞれの“新しさ" 110
12 不易流行─諏訪内、ハーン、ムター 119
13 児玉桃、ラ・サール─二人の“新しい"ショパン 127
14 新たな出会い、懐かしき再会 136
15 演奏が映し出すもの─時代と、人と 143
16 中国からの新しい波─ユジャ・ワン、上海SQ 151
17 驚異のユジャ・ワン、そして神尾真由子 161
18 トリフォノフ、一条の光 168
19 音楽の中で願う─マーラーの《復活》 172
20 グリュミオーとハスキルの《春のソナタ》 180
21 時には古きを新しく訪ね 185
22 フランス音楽とはなんだろう? 191
23 矢澤孝樹さんの「シャイーとティーレマン」198
24 「ある絶対的なもの」のために─ハイフェッツとホロヴィッツ 205
25 ・「インタビュー」
26 回想の一九一三~一九四五年 誕生から終戦まで 214
27 仕事について 一九四五~二〇一二年 「クラシック」を日本に 239
28 ・年譜 262
29 奥奥の院から門前町まで─吉田秀和の思想と行動 片山杜秀 267
- 商品詳細
-
商品説明 後半には「人生と仕事」を回顧する超ロング・インタビュー(きき手:白石美雪)を収録し、吉田秀和という稀代の知性が、いかにして誕生し、どのような思想と理念で仕事をしてきたかを、巧みかつユーモア溢れる絶妙の言葉づかいとともに知ることができます。往年の吉田秀和ファンはもちろん、「吉田秀和入門」にも絶好の一冊。 商品番号 F0242965 ジャンル 書籍・辞典 サイズ 四六 ページ数 272 著者 吉田秀和 ISBNコード 9784276212046