フリッツ・クライスラー変幻自在なヴァイオリニスト(音楽書)
215350

音楽之友社

2,970円（税込）

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20世紀を代表するヴァイオリニスト・作曲家、フリッツ・クライスラー(1875-1962)。比類ない音色で世界中の聴衆を魅了し、《愛の喜び》《美しきロスマリン》などの楽曲は、クラシック界を超えて愛され続けている。

収載内容

1	日本の読者の皆様へ
2	はじめに
3	1. 芸術作品としての生涯
4	語ること/思い起こすこと
5	2.伝統の寄せ集め(1875-1905)
6	可能性感覚/創られた伝記/神童/教育/自身の方向性を求めて/スタイルの確立/カデンツァ
7	3.入念な計画と自由な精神(1905-1914)
8	独自性/『知られざる古典作品集 Klassische Manuskripte』/新たな至芸/「かつてのウィーン」の音楽?/ベートーヴェン
9	4. ドラマと魅力(1914-1930)
10	現実の崩壊/メディア戦争/皇帝讃歌/スターの社会貢献/映画とレコード/時代精神の変化とモーツァルト作品の演奏
11	5. 秘めたユダヤ性(1930-1942)
12	ユダヤ的アイデンティティ?/ルーツ/《シシィ》の戦略/距離を置くことの難しさ/攻撃/《愛の悲しみ》/特性のある男?
13	6.ありえないことの現前(1942-1962)
14	クライスラーの佇まい/ブラームス/ラジオ/メンデルスゾーンとその他の作曲家/「ウールとシルクとコットンとビロード」
15	謝辞
16	[特別寄稿]クライスラーと、音楽の喜びを竹内英美子
17	クライスラーの録音/クライスラーの作品 /日本におけるクライスラー/おわりに
18	訳者あとか?き
19	注
20	ディスコグラフィーについて
21	参考文献
22	年譜
23	図版出典
24	人名索引

商品詳細

商品説明	本書は、近年のクライスラー研究の集大成といえる。生前に刊行された評伝にはクライスラー夫妻の検閲が入っており、多くの事実が伝えられていなかった。「変わりゆく世界情勢の中で、真偽の不確かな逸話を振りまいたり、ユダヤの出自をカムフラージュしたりしながら、彼は飄々と世界を渡り歩いていった。いかにしてそれは可能であったのか。その陰で、彼は何に直面し、どのように変化しなくてはならなかったのか。本書では、数多くの一次資料や同時代人たちの証言を通して、その実態が明かされる。」(「訳者あとがき」より)
商品番号	F0244093
ジャンル	書籍・辞典
サイズ	四六
ページ数	256
著者	マティアス・シュミット
編著者	訳:畑野小百合
ISBNコード	9784276215351

2,970円（税込）

フリッツ・クライスラー 変幻自在なヴァイオリニスト(音楽書)215350