サン=サーンス/ピアノ曲集
0674/初~中級
カワイ出版


2,200円(税込)
2021年が没後100年となるカミーユ・サン=サーンス(1835-1921)のピアノ小品集。全体に易しめの作品を中心に選曲。国内でサン=サーンスに最も造詣の深い著者による選曲と解説。世界初出版となる子供の頃の作品も収録。全11作品。
- 収載内容
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- アレグレット <世界初出版>
- 無言歌
- [2つのバガテル] *1
- プレリュード
- メヌエット(「組曲」より第2曲)
- 鐘(「アルバム」より第2曲)
- メヌエットとワルツより
- ガヴォット
- 6つのバガテルより第1曲
- ガヴォット(「J. S. バッハ作品の12のピアノ編曲集」より第10曲) *2
- ヴァイオリンとピアノのためのエレジー *2
- *1の[ ]はサン=サーンスが付けたタイトルではないため
- *2はサン=サーンスによる編曲作品
1 アレグレット <世界初出版>
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
2 無言歌
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
3 [2つのバガテル] *1
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
4 プレリュード
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
5 メヌエット(「組曲」より第2曲)
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
6 鐘(「アルバム」より第2曲)
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
7 メヌエットとワルツより
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
8 ガヴォット
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
9 6つのバガテルより第1曲
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
10 ガヴォット(「J. S. バッハ作品の12のピアノ編曲集」より第10曲) *2
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
11 ヴァイオリンとピアノのためのエレジー *2
- 作曲:シャルル・カミーユ・サン=サーンス
12 *1の[ ]はサン=サーンスが付けたタイトルではないため
13 *2はサン=サーンスによる編曲作品
- 商品詳細
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商品説明 【まえがき】 シャルル・カミーユ・サン=サーンス(1835-1921)は現在では《動物の謝肉祭》やオルガン付きの《交響曲 第3番 op.78》等の作品により作曲家として有名です。しかし1846年、10歳でパリの著名なコンサート・ホールであるサル・プレイエルでソリストとしてデビューし、晩年まで演奏活動を行った当時を代表するピアニストでもありました。日々の日課としてのピアノ練習は欠かされることがなく、サン=サーンスにとってピアノは日常生活の一部であり、ピアノを弾くことは母国語であるフランス語を話すような感覚であったかもしれません。そして一生の多くの時間を演奏旅行に費やした彼のピアノ作品は、当然ながら、5曲の《ピアノ協奏曲》に代表されるように自分で初演をする前提で書かれたものが多く、さらに19世紀のヴィルチュオジテ(超絶技巧)がもてはやされたフランスの時代背景を反映し、技術的に難しいものが大半です。 そのため、サン=サーンスという名前は有名であっても、ピアノ初学者にはあまり作品に触れる機会がなかったのですが、この曲集においてはなるべく平易なものを集め、多くの方にサン=サーンスの世界に親しんでいただけるよう配慮いたしました。 サン=サーンスは「フランスのベートーヴェン」と形容されることもあるほど、まずは古典作家です。協奏作品などでは異国趣味にあふれたロマン主義的な作品が目を引きますが、彼のピアノ小品においては古典的な均整で、端正な美しさが特徴です。ドイツに遅れて19世紀フランスにサン=サーンスが興した擬古典主義は、その後のフランス音楽の発展を準備する基礎となり、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルへと花開いていくことになります。20世紀の新古典主義に先駆けてバッハやラモーなどの古い音楽を再評価し、古楽復興の先鞭をつけたのも彼の業績の一つです。そしてサン=サーンスの驚くべきところは、若くして彼のスタイルが確立され、晩年まで首尾一貫していることでしょう。 しかし、この曲集では難しいことは考えずに、サン=サーンスのピアノ小品の宝石箱を開け、その愛らしい音楽を楽しんでいただけると幸いです。中西充弥 商品番号 F0224189 ジャンル 鍵盤楽器、ピアノ サイズ 菊倍 ページ数 64 編著者 校訂:中西充弥 初版日 2021年08月01日 ISBNコード 9784760906741 JANコード 4962864895924